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GPLに「汚染」されると、配布物のライセンスをGPLにしないといけなくなる。
GPLの所為で、ネットで調べものをしながらプログラミングするのが難しくなっている。
GPLには「功」もあるが「罪」もある。
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オープンソースソフトウェア(OSS)ライセンスの比較・まとめ、GPLやMITは何が違うのか[ビジネス+IT]
https://www.sbbit.jp/article/cont1/34811
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1. コピーレフト型ライセンス…コピーレフト型ライセンスでもっとも有名なのは、Free Software Foundation(FSF)によって作成されたGNU General Public License(GPL)です。GPLの特徴は下記の2点です。
・ライセンシの派生物にまで同じライセンスの適用を要求する。
・ライセンサが配布するOSSをライセンシが他のソフトウェアと組み合わせた場合、 ライセンサはライセンシに組み合わせ先のソフトウェアにまで同じライセンスの適用を要求する。
先の表でも示したように、この類型のライセンスはいずれも非常に強い伝播性を持っている点が特徴です。GPLはほかのソフトウェアを組み合わせて派生物を作成した場合、その派生物にまでGPLを適用しなければいけないということです。一般的に「GPL汚染」として物議を醸すのはこの特徴です。
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GPLライセンス[ピクシブ百科事典]
https://dic.pixiv.net/a/GPL%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9
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GPLには非常に強い制限がある関係上組み合わせられないライセンスもいくつかある(例:GPL2.0と3.0は両立できない)。
あとから制限を強めたり弱めたりすることもできない(GPLでライセンスされたものは上記の通りその派生物も含めGPLとしなければならない。そのため、あとからBSDやApacheといった制限の緩い別のライセンスや商用ライセンスに変更することは原作者でさえもできない)ので、運用が難しくなっている。
組み合わせてしまったが最後、すべてGPLとされてしまうためその範囲がどんどん広がり、まるで環境汚染や伝染病のように広がってしまう。
これ自体は原作者でありフリーソフトウェア運動を始めたストールマンらの狙い通りなのだが、そのために「GPL汚染」として開発者からあまり好まれない理由ともなっている。特にBSD系のプロジェクトはGPL脱却を進めており、FreeBSDでは長年使っていたGCC(GNUコンパイラーコレクション)がGPL3.0になり、企業で使いにくくなったこともあり、バージョン10で新たに開発したclang/LLVM(こちらはBSDライセンス)をデフォルトで採用し、C/C++コンパイラーを置き換えた。これによりGPL3.0からの完全な脱却を達成している。
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レゴがオープンソースのライブラリをコピペしてGPL違反をしていたことが判明[Gigazine]
https://gigazine.net/news/20230320-bricklink-lego-violates-gpl/
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前述のStudioは、レゴパーツを売買するオンラインマーケットプレイスのBrickLinkが作成したソフトウェアですが、BrickLinkがレゴに買収されたことで公式のレゴ設計ソフトになりました。前述の通りBrickLinkのStudioにはBlenderから流用されたライブラリが使用されており、このライブラリにはGPLが付与されているため、Studioに同じライセンスを付けて公開していないBrickLink、ひいてはその親会社のレゴはGPLに違反していることになってしまう、というのがこの一件の主な問題点とされています。
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なぜGPL汚染などという言葉が生まれ、GPLは毛嫌いされているのですか?[Yahoo!知恵袋]
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11256420386
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私自身、GPL汚染という言葉は聞いたことがありませんが、十分イメージできます。
オープンソースの中でもGNU GPL(GNU General Public License:GNU一般許諾契約)はかなり制限の強いライセンスです。GPLのライセンスによるオープンソースを使って作られたプロダクトは、やはりGPLのオープンソースでなければならない。つまり、そのプロダクトを、他の人に無償で利用、改変させない(プロプライエタリな)ものとはできないのです。
従って、家電製品等に組み込まれているGNUのオープンソースプロダクトは、ほぼ全てGNU LGPL(GNU Lesser General Public License:GNU劣等一般許諾契約)の物が使われています。端的に言えば、GNUの部分だけ、そのプロダクトのソースをユーザーに公開しなさいというライセンスです。テレビやビデオデッキを買えば、取説と一緒に英文のライセンスに関するレターが沢山入っています。ソースリストは付いてきませんが、ソースの入手方法が記述されています。GNUはLGPLを新規のプロダクトに適用しない方向のようです。
オープンソース無くしてプロダクトが成立しないにもかかわらず、その状態を嫌っている企業側が発した言葉が、GPL汚染ということだと思います。
そして、オープンソースを供給している個人や団体には、企業から利益を還元するようにはなっていないことも大きな問題です。
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Ruby on RailsのGPL汚染まとめ(mimemagicの件)[大根's ITブログ]
https://daiconnnnnnn.hatenablog.com/entry/2021/03/25/235009
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GPL汚染かどうか
ネット上を見ていると「RailsがGPLになっちゃうのか」「RailsはGPLのライブラリを読み込んでいるだけだから影響ないでしょ?」といった意見が散見されます。 これらについて少し補足します。
まず、Railsのコード自体はMITライセンスのままで問題ありません。ですが、「Railsおよびその依存関係コードを含む作品全体」はGPLでライセンスしなければいけない可能性があります。
この作品にはmimemagic(GPL)が含まれていて、GPLには「作品全体にGPLを適用すること」という条件があるからです。
なので、Railsとしては自身のMITライセンスを変える必要はないが、Railsを使って何か作っているプロジェクトに影響が出てしまう=Railsメンテナ側としても放置できない という状態です。
また「そもそもRailsには影響ないでしょ?」の意見についてですが、これは「作品」の定義次第となります。
一般的に作品の定義としては「リンクしたものを一つの作品とする」のが定説になっているかと思います。
これに対して、今回は「Railsがgemパッケージを読み込んでいる」状態であり、これをGPLがどう捉えるか?が問題になります。
まぁおそらくRailsを使って作ったWEBアプリケーションは一つの作品として扱われるのだと思いますが、こればかりは何とも言えません。
また、今回少し特殊なのが、対象がGPLのxmlであること。また、頒布されるのがxmlから出力したrubyのコードであることです。
この感じだとかなり詳しい人に判断を委ねることになると思います。
企業だと通常は安全側に倒すので、この類のものもGPL汚染として考えるのが普通ではないかなと思います。あくまで思うだけですが。
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動的リンクとGPL[スラド]
https://srad.jp/story/01/09/08/1629209/
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「GPLライブラリを利用したプログラムは,静的リンクであれ動的リンクであれGPLで配布しなければなりません。」
とあるし、また、LGPLの前文には
"When a program is linked with a library, whether statically or using a shared library, the combination of the two is legally speaking a combined work, a derivative of the original library. The ordinary General Public License therefore permits such linking only if the entire combination fits its criteria of freedom."
としっかり書かれているのだが…
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Re:fj.os.linux でも (スコア:3, 参考になる)
by Anonymous Coward on 2001年09月09日 11時18分 (#20965)
その議論の展開としては、
「著作権的にはダイナミックリンクにおいて ライセンスの影響が及ぶと考えるのは無理」
といった意見が大勢を占めておちついていたかと。 なにぶん著作権って書籍をベースに考え出されたもの なので、それでソフトウェアを論じると限界があります。 現行の著作権法ではその限界のカバーのために追加で 例外を規定かけてるしのいでるわけだけど、ソフト ウェアのこのジャンルについてはそういった条項は無い。
「ダイナミックリンク」って、web のリファレンスと 同じで単に名前の参照でしかないので、各自の手元に ライブラリが存在していて、それを名前で参照する 場合、著作権的にはそれを制限するような要素は ありません。あえて書籍にあてはめるなら、日本語で 文書を書くのに、特定の辞書の権利者からその辞書に のっている単語の解説の使用許諾を得るなんて話は ないよってこと。ライブラリと同梱で配布するなら、 著作権の根幹たる複製権の範囲になるけどね。
著作権とライセンスは別物で、ライセンスは契約なので 強力ってことになるんだけど、あまりにむちゃな権利 要求するライセンスは無効でしょうし、あと、 ソフトウェアの場合、ライセンスが及ぶ理由は、 結局「それの著作権があるから」であり、ダイナミック リンクの場合、ライセンスを適応しようにも、本当に そのライセンス対象のライブラリを使うのかどうかは 断定しきれず、著作権が及ぶとはいいきれないわけ。
GPLの効果を本当に認めようとすると極論では一般的な ソフトウェアのライセンスの及ぶ範囲を現行の著作権 より強力にする必要があって、たとえばとあるOS上で 動くプログラムは、そのOSのAPI使ってるから、OSの 著作権者の権利が及んでくるとかそういった話に なってくる。GNUはFAQでプロセス呼び出しかどうかを 境界線としていってるけど、それってあんたらが決める 話なの?ってつっこみもできちゃう。
ソフト作ってる人たちの倫理的には(自分たちが ライセンス商売する上でも)なんとなくGPLはまもった ほうがよさそうだってことになると思うけど、 その法的根拠は、裁判になって、著作権法に例外と しての条項がつけくわわったり、ソフトウェアに関する 権利を規定する新しい法律ができたりしないかぎり 固まらないんではないかな。
もともと、Copyleft って、ソフトウェアの ライセンスの概念を否定するってのが根底である にもかかわらず、そのための武器としての GPL は ソフトウェアのライセンスに依存してるわけで、 その矛盾がふきでてきてるともいえるかもねん。
Linux 上でのクローズドなソフトの利用 (スコア:2, 参考になる)
by Kichiji (4251) on 2001年09月09日 2時44分 (#20918) Linux 上でのクローズドなソフトの利用及び、ソース非公開のカーネルモジュールの作成に関しては、以前 Linus 氏がどこかで
「リンクとはみなさないので問題ない」
と発言していたと記憶しています。(どなたか、発言記録のリンクとかご存知ないでしょうか?)
しかし、ライブラリの使用に関しては、明らかにリンクなわけだし、なによりも、ヘッダファイルは静的にコードにインポートされるので、GPLなライブラリはGPLなソフトウェアにしか使えないという見解があったと記憶しています。
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unix依存な考え方 (スコア:2, すばらしい洞察)
by G7 (3009) on 2001年09月09日 9時22分 (#20950)
>メモリ上で1つの実行イメージになったり
これって、JavaOSやSqueakOS(^^;では、意味を成さない考え方ですよね。
プロセス(の壁)って概念がない世界だから、そのOSで実行させたアプリ(アプリという概念もまたアレだがさておき)らの全てが 「1つの実行イメージ」ってことになっちゃう。
いつも議論されるここらへんの話って、技術的にUnix+αの世界だけを前提としているような
気がしてならん(=心配な)のだけど…どう?
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Re:規格を介せば (スコア:2)
by zeissmania (3689) on 2001年09月09日 21時08分 (#21024)
>それともAPIの名前そのものが著作権の範疇に入るからだめなんでしょうか?
APIというよりもAPIを定義しているヘッダーファイルには著作権があります。
だから互換のライブラリを書いた時に、ヘッダーファイルもスクラッチで書かなきゃならないんですが、結果的にそっくりなヘッダーファイルになったら.....という問題があるんじゃないかと。
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Re:著作権って、別々に配布するものに (スコア:2)
by at_it (3191) on 2001年09月09日 21時46分 (#21028)
>より詳しい話は、きっと詳しい人が書いてくれる
>と思いますが、GPLなライブラリを使用するプログラム
>は、それが動的であれ静的であれ GPL なライブラリ
>を使用するわけですから、当然 GPL でなければ
>なりません。
「使用」ということですが, この場合, ライブラリを「使用」するのは誰でしょうか? 言い換えると, もしGPLなライブラリを使用するプログラムが非GPLだった場合, ライセンス違反として責められるべきなのは誰なのでしょうか?
もちろん, 普通に考えればライブラリを「使用」しているのは, 正に文字通り, これを使用している「プログラム」なわけですが, だからといってプログラムをGPL違反に問うわけには行きません。違反の責めを負うのは, あくまで人間である必要があります。
それでは, どの人間がGPL違反に問われるのでしょうか? (GPLなライブラリを用いるにも関わらず)非GPLなプログラムを配布している人でしょうか? 静的リンクの場合は明らかにそうです。配布プログラムの中にGPL生成物が含まれているにも関わらず, それを非GPLとして配布することはGPL違反だからです。しかし, 動的リンクの場合はどうでしょう? 配布物の中にはGPLの生成物は含まれていないはずです。また, 配布の過程においてライブラリを使用することなどありえません。したがって, このプログラムの頒布者がGPL違反に問われることは無いと思われます。
ここまで考えると, GPLなライブラリを使用する人間は一人しかいません。例のプログラム手に入れてを利用(実行)する人です。しかし, この人をGPL違反に問うわけにはいきません。「GNU GENERAL PUBLIC LICENSE 」には,
Activities other than copying, distribution and modification are not covered by this License; they are outside its scope. The act of running the Program is not restricted, and the output from the Program is covered only if its contents constitute a work based on the Program (independent of having been made by running the Program). Whether that is true depends on what the Program does.
と書かかれており, プログラムを実行する行為は一切制限していないからです。
以上のように考えると, GPLなライブラリを動的に使用するプログラムをGPL以外のライセンスで配布することはGPL違反にならないような気がするんですけど, どうでしょうか? 反論お待ちしております。
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Re:著作権って、別々に配布するものに (スコア:2)
by at_it (3191) on 2001年09月10日 17時46分 (#21232)
> つきつめて考えていくと非常にグレーなんだと思うんですが、少なくともGPLが「ダイナミックリンクでもリンクはリンク」と明記しているので、その精神を尊重すべきかなあ、と。その精神を尊重する価値がないと思うのなら最初からGPLは忌避してしまうべきなんでしょう。
「精神を尊重すべき」ということに関しては, 同意します。少なくとも私がGPL生成物を使う時は, GPLの精神を尊重します。おそらく/.の皆さんも尊重しているかとおもいます。
しかし, この精神を尊重しない人間が現れたらどうなるでしょうか? 私は, 少なくとも現在のGPLでは, これを阻止することは出来ないと考えています。理由は ( #28) の投稿で指摘したとおりです。
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Re:Linux 上でのクローズドなソフトの利用 (スコア:1)
by G7 (3009) on 2001年09月09日 10時43分 (#20956)
(Linus氏が言ったことだとしても)変な話にしか思えないなあ。
>カーネルモジュール
>「リンクとはみなさないので問題ない」
カーネルモジュールって、単に、
「実装形態の違う、もう1つの動的ロード体系」
に過ぎないと思うのだが、気のせい?
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Linusがなんと言おうと (スコア:1, 参考になる)
by Anonymous Coward on 2001年09月09日 10時53分 (#20959)
Linus以外にカーネルの著作権を持ってる人はたくさんいるので、Linusのコメントに意味はありません。 と同じ事をAlan Coxも言っている。
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Re:|は? (スコア:1)
by hykw (13) on 2001年09月09日 19時01分 (#21014) 日記
別に hoge, foo, GPL_soft に手を加えてないんでどうもならないのでは? 例えば GPL である tar を呼び出してるシェルは別に GPL にならないですよね?
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Re:GPL/FSFのFAQはあてにならない (スコア:1)
by G7 (3009) on 2001年09月10日 3時05分 (#21082)
そっすね。
ライセンスを読むときは制定者の意図を読め、とかいう人が結構いるけど:-P、
むしろ逆で、ライセンスこそ字面をそのまんま解釈せんといかんと思う。
どうせ効力が有るのは字面だけなんだしさ。
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著作権って、別々に配布するものに (スコア:0)
by Anonymous Coward on 2001年09月09日 4時25分 (#20929)
縛りをかけられるんですか?
GPLのライブラリを利用していようと、
動的リンクならば、そのプログラム自体には
ライブラリのコードが含まれずに配布できるわけです。
ライブラリという著作物を引用していないわけですから、
そのプログラムの配布を著作権で縛れるのでしょうか?
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Re:fj.os.linux でも (スコア:0)
by Anonymous Coward on 2001年09月09日 11時24分 (#20966)
ああ、そうそう。
ライセンス的な縛りを現状でばっちりいれるなら、 GPL不適合なソフトウェアとリンクすることを あらゆる局面で全面的に禁止してしまえばOK。 現状は、GPL が規定してる制限が及ぶのは配布する 時だけなので、エンドユーザがなにをしようと関係 ないってのが、こういった現象がおこる背景にある わけです。
もっとも、これ禁止しちゃうと、それこそどこが フリーやねんって話になるから、禁止することは ありえないと思う
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Re:著作権って、別々に配布するものに (スコア:0)
by Anonymous Coward on 2001年09月09日 11時28分 (#20968)
動的の場合、使用するかどうかが定かではないから ライセンス適応範囲になるかどうかが断定できないのが 問題なのでせう。
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